カウンセリングでわかった「うつ傾向」の人の思考グセ
- tptassociation
- 2022年8月26日
- 読了時間: 3分

今年に入り、わりと重症のうつの方のカウンセリングとセラピーを行っています。 数人をみてきてとても感じることがあったので、それをシェアしていきたいと思います。 「うつ病」とはどういう状態をいうのでしょうか。 気分障害の一つであると厚生労働省の「みんなのメンタルヘルス」には記載されています。 気分が落ち込んでいる、何をしても楽しめないという状態になります。
どうして気分が落ち込んでしまうのでしまうのでしょうか。 どうして何をしても楽しめないのでしょうか。 元気でポジティブな人からすると理解できない場合もあります。 脳は基本的にポジティブかネガティブのどちからしか感じとれません。 両方を同時に感じることができないのです。
ですからうつ状態だとネガティブな事にしか意識が向かわないために、ポジティブになれずどんどんネガティブな状態になり、落ちこんでいってしまいます。 ある患者さまの例ですが、ご自身の身体症状が「病院で治らない」と言われたことがショックでうつ状態になってしまいました。それ以外の症状もあることから、それも「治らないかもしれない」と悲観的に考え、 「どうしてこうなってしまったんだろう」「このまま治らなかったらどうしよう」
「どうすればいいんだろう」「辛いな」
そんなことばかりグルグルと考え続けてしまっていました。 このように、一度気にするとそこから悪い事ばかり考えてしまい、悪い思考のループが延々続いてしまいます。そうなると気分も落ち込んできますし、そういう気分だと何をしても楽しくありません。 気分的にネガティブな時は、普段楽しいことでも楽しめないのは、うつ状態じゃなくても同じです。たぶん皆さんもそういう経験はあると思います。
ですから特にうつ状態だと常にネガティブな思考状態なので、楽しめることも当然楽しめない、楽しくないと感じてしまうんですね。
ここから脱するにはどうすればいいのでしょうか?
体の調子が比較的良い時に、思考を変える方法を学んでおくということが重要です。
そしで自分がネガティブな思考をし始めた、思考をしているということに「気付く」意識を持つことも大事なことです。
「今、ネガティブな思考になっている」とまず気付くことがスタートになります。
これができたらその次に別の思考にもっていくか、ネガティブを薄れさせていくワークを行うか、をしていくことで落ち込む状態から抜け出すことができます。
ですので、まずはネガティブになっているという客観的な気付きができるように常に練習しておくといいでしょう。
そこから先に進まない場合は、「ここ・から解放セラピー」で解決していくことができますので、ご相談ください。
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